2023/01/14 12:23
冬になると花を咲かせる植物はほとんどなくなり
みつばち達は夏から秋に蓄えた蜜で乗り切ります。
養蜂をしていると、それでも足りない時は砂糖水をあげます。
西洋みつばちは主に養蜂家が飼っていますが
日本みつばちは趣味の方や、地域の有志で取り組んでいる方が多く
さらに自然の中で自分たちの力だけで命を繋いでいる群があります。
本当はそんな自然の中で生き残った蜂蜜のはちみつが一番美味しいんでしょうけど
それを食べてしまうのは申し訳ないですね。
この写真の植物はいわゆる「ひっつき虫」のコセンダングサです。
これはくっつくとなかなか厄介ですが
養蜂の先輩から聞きましたが、花はけっこう蜜を出して
みつばち達がセッセと吸っているそうで。
今までただの厄介な雑草だな〜という視点しかなかったのですが
みつばちの視点に立つと大変愛しい野草に見えてきました。
ヒノキ、杉を適度に消費し
明るくなった森に広葉樹や野草が豊かに育ち
人も動物も昆虫もたくさんの恵みをいただける未来を。
春が待ち遠しい。